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寝屋川市の皆さまへ ご存知ですか?関連痛

関連痛という言葉をご存知でしょうか?
今年の2月に有名な芸能人が急性心不全で亡くなられたことは記憶に新しいと思います。ニュースなどでこの心不全についての説明があった際に「関連痛」という言葉も出ておりました。体調の異変を訴えて病院へ向かったのですが、その理由は心臓とは関係のない腹部の痛みだったそうです。

痛みが起きる場所と原因は別の場所にあるということがあります。これは「関連痛」と呼ばれています。それは、歯でも同じようなことが起こります。
皆様は歯の痛みを感じ、診療をしたが原因がわからなかったことはありませんか?
それは歯が原因で起こる痛みではないかもしれません。その様なことが起こる「関連痛」についてお伝えします。

寝屋川市の歯科・歯医者 まこと歯科クリニックのブログ記事だの歯痛だと思っていたら心筋梗塞の症状だった
心筋梗塞と聞くと激しい痛みをイメージする人が多いと思いますが、実際は胸部に痛みを感じないケースも少なくありません。そして、本当は心臓に感じるはずの痛みが心臓ではなく、心臓と一緒の神経で繋がっている他の部位や臓器等に出ることがあります。この症状が関連痛と呼ばれています。
脳は痛みの信号を受け取ると、その痛みがどの場所で起こったものなのか、どのような痛みなのかを判断します。しかし、昔に心臓で痛みを感じたことがなければ、突如心臓が痛みの信号を発信しても、経験がないので脳がなにかの間違いだろうと判断して、まれに痛みが起こる歯が原因だと判断して処理してしまうのです。
心臓で起こる関連痛は、肩、腕、手等にでるケースが多いのですが、たまに歯に出る可能性があります。
何故ならば、心臓と歯が同じ神経で繋がっているからなのです。

疑うべき歯痛の条件
・歯痛で受診しても原因が見つからない
・高血圧、肥満、糖尿病、喫煙などの心臓病のリスクを持っている人
・日常では痛みはないが、身体を動かす、暖かい場所から寒い場所のように温度差がある移動をするとき等、歯痛を感じるタイミングがいつも同じ時

歯の痛みすべてを心臓の病気だと思うのは考えすぎかもしれません。ただ、このような条件に心当たりがある方は疑ったほうがよいかもしれません。

 

この記事が書かれた日:2018年03月19日

カテゴリ:歯痛

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