ハイブリッドセラミッククラウン
歯の色に似た白いタイプでは、超微粒子のセラミックとレジンを混ぜ合わせた新素材でつくるハイブリッドセラミッククラウンもあります。
セラミックのような色調と硬さ、レジンの折れにくさを併せ持っているが、審美性、耐久性はやや劣ります。
メリット
・色が歯の色相と似ているので見た目が良い
・金属は使用していないので、金属アレルギーの心配がない
・保険摘要の硬質レジンジャケット冠よりも強度に優れています
・硬さが適度なのでかみ合う歯を傷めにくい
・色調はオールセラミッククラウンより劣ります
・純粋なセラミック(陶器)ではないため長期使用で徐々に変色します
・ある程度の強度はあるが、かみ合わせによっては使えない
・将来的に歯茎が下がって、歯と歯茎の境目が見えてくることがある
・術者の能力による見た目・持ちの差が出る傾向にあります
クラウン治療について4回ご案内させて頂きましたが、自由診療で使える材料の選択肢もたくさんあり、それぞれの材料の特徴、長所、短所、料金などをよく理解し、自分のニーズに合ったものを選んで下さいね。
この記事が書かれた日:2015年09月10日
カテゴリ:クラウン