キシリトールがむし歯予防に繋がる最初の研究は1975年に発表されました。
それ以降、日本を含めて世界各国で盛んな研究が行われ、今日一般的といえるキシリトールガムによるむし歯予防も、こうした研究の成果のひとつです。
砂糖の代わりにキシリトールを利用したり、はみがき剤に配合したりと、むし歯予防に関わるさまざまな研究が続けられています。
このように、数多くの長期にわたる研究で、むし歯の予防効果があると認められた甘味料は他にはありません。
キシリトールが虫歯を防ぐ理由としては大きく分けて2つによります。
私たちがガムなどで口にしているキシリトールは白樺などの木から抽出しています。
このキシリトールは口の中で酸を作りません。さらにキシリトールを噛むことによって
だ液の分泌が活発になりお口の中で酸を中和しむし歯予防に繋がります。
〇虫歯の発生・進行を防ぐ作用がある
むし歯の原因となるミュータンス菌の活動を弱める働きがあり、プラークをつきにくくする働きと付着しているプラークを剥がれやすくする働きがあります。
さらに、歯の再石灰化を促進してくれる作用もありむし歯予防に繋がります。
キシリトール製品を選ぶポイント
〇キシリトールが50%以上含まれていること
キシリトールは高価な製品が多く、これは天然素材で作られているからです。キシリトール配合割合は50%以上でないと意味がありません。
コンビニなどで発売されているキシリトールの量は30%〜70%程度ですが、歯科医院で販売されているのは殆ど100%のものです。
〇キシリトール以外の甘味料が含まれていては意味がありません
砂糖などキシリトール以外の甘味料が含まれているものは意味がありません。虫歯予防効果を十分に発揮させるには、シュガーレスまたは糖類0gの商品がベストです。
この記事が書かれた日:2015年09月25日