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寝屋川市の皆様へ 歯周病と関連が有る5つの症状

歯周病は歯肉(歯ぐき)が炎症を起こして歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かす病気です。むし歯がない人でも、歯を磨くと血が出る、歯茎が赤く腫れて痛い症状が有れば歯周病の可能が有ります。実は驚く程たくさんの人が歯周病に罹っています。

歯周病はお口の中だけで無く体全体と関係し全身の疾患に影響するとても怖い病気です。歯周病と関連が有ると言われている5つの症状についてご案内します。

糖尿病

shutterstock_11162191血糖を下げるホルモン(インスリン)が足りなくなる、うまく作用しなくなる疾患です。歯周病は糖尿病の合併症として考えられており、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯周病のリスクが高い事が分かっています。歯周病の治療によって歯肉の炎症が改善すると、インスリンが働きやすい状態となり、血糖値が改善する可能性が有ります。

骨粗鬆症

長年の生活習慣等によって、骨が弱くなってしまう病気で、全身の骨が弱くなるとお口のなかの歯槽骨も弱くなり、歯周組織の破壊が進みやすくなる為、骨粗鬆症は歯周病を進行させる原因の一つとされています。

誤嚥性肺炎

生理的機能の衰えによって、だ液や食べものが誤って肺に入る事で起こります。そのだ液や食べものに含まれた細菌が引き起こす肺炎です。口の細菌の数が多い程、誤嚥(ごえん)も増え、肺炎を起こしやすくなります。歯周病菌は肺炎の原因となるものが多く、高齢、認知症、脳血管障害、手術後等の人は、特に注意が必要です。

早期低体重児出産

早産や、体重2,500g未満の新生児を出産する事です。妊婦は、ツワリによってお口の中の衛生管理が不十分になりやすい為、歯周病になりやすくなります。歯周病による炎症性物質がへその緒を通じて胎児に影響する為、早期低体重児出産の確率が高まる様です。

心疾患

乱れた食生活や運動不足、ストレスの蓄積などが引き起こす生活習慣病の一つです。歯周病の有る人は、無い人と比べて心疾患を発症するリスクが高くなります。歯周病が重篤で有れば有る程、心疾患の発症リスクも高くなると言われています。

この様に、歯周病引き起こす悪影響はお口の中の症状だけに留まりません。
お口の中には常に細菌が存在していますので、お口の中を健康に保ち、全身疾患を進行させない為にも、定期的に歯科医院で検診やお口の中の掃除をしてもらい、歯周病の予防を行いましょう。

この記事が書かれた日:2015年12月01日

カテゴリ:歯周病

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