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歯科用レーザー治療のメリット・デメリット

以前に4種類の歯科用レーザーのご案内をさせて頂きました。1328091761036194700

・炭酸ガスレーザー
・半導体レーザー
・Nd:YAG(ネオジムヤグ)レーザー
・Er:YAG(エルビウムヤグ)レーザー

今回は歯科用レーザーのメリット・デメリットについてご案内しましょう。

メリット

これまでむし歯の診断というと、探針で触診したり、X線(CT)写真を撮ったりして診断することがほとんどでしたが、最近では光をむし歯に当てて、透過した光をカメラで集め、その透過率などからむし歯の診断を行うシステム(ダイアグノカム)も登場しています。
これにより、X線被ばくや器具による歯質のダメージを受けずに診断が出来ます。
従来のエアタービンによる歯科治療では、ドリルが回転する時に発するキュイーンという音や歯を削る時の振動、それに伴う恐怖心や不快感、痛みは避けられませんでした。
一方、歯科用レーザーによる治療では、一定の波長の光を当てて生体組織に対し様々な効果を与えるもので、患者さんの恐怖心や不快感を軽減し、ストレスの少ない治療ができます。
そのほかのメリットとしては、治療したい狭い範囲の部分だけに光を当てて治療できることや、多くの場合は麻酔なしで治療ができるなど、患者さまの体や精神的な負担が少ない低侵襲(ていしんしゅう)の治療が可能です。
照射するレーザーの種類や出力によっては、鎮痛、消炎、殺菌、止血、治癒促進などに効果があることも知られています。
例えばインプラント治療では、骨造成が促進されたり、術後の腫れや痛みが最小限ですむといった効果も期待できます。

デメリット

治療時間が長くなる
虫歯治療では歯を削って行う従来の治療と比べると時間がかかります。また、インレーやクラウン(詰め物や被せ物)などを入れる治療には適さず、むし歯治療の対応範囲が限られる。

精度がやや低い
むし歯の診断においてはX線撮影が精度が高く、痛みからするとストレスがある治療といえます。

保険が適用されないことがある
症状や治療内容によっては、保険適応外となり全額自己負担で受ける自費診療となります。

この記事が書かれた日:2015年09月26日

カテゴリ:歯科用レーザー

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