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乳歯の特徴について

乳歯の特徴

子どもは大人よりむし歯になり易く、成長とともに大きな変化が起こりますので、子どもの口腔のケアは、その特性を踏まえたうえでご両親の対応が重要となります。

あかちゃんは生後6~9カ月頃から乳歯が生え始め、3歳位までには20本の乳歯が生え揃え、6才頃から中学生にかけ乳歯から永久歯へと生え替わります。20150715

乳歯と永久歯を比較すると、歯の基本のつくりは同じでも、乳歯は永久歯よりむし歯が進行しやすい特徴があります。歯の中心にある歯髄(歯の神経)は、 歯に血液や栄養を送りこむ大切な役目をしており、その周辺を象牙質、エナメル質が層を作って守っています。
乳歯は歯髄が大きく、象牙質やエナメル質は永久歯より薄く柔らかい事が特徴で、むし歯になると直ぐに歯髄まで到達してしまいます。

生え始めの歯は未完成な状態で唾液の中からカルシウムやリン酸を取り込んで、エナメル質を丈夫に成長させていきます。
乳歯から永久歯に生え変わる時期は、抜けかかってぐらぐらしている乳歯や、生え始めたばかりの永久歯も混在している為に、歯みがきも不十分になりがちです。
乳歯は生え始めから2年、永久歯で約3年間はむし歯にならない様に、磨きやすい歯ブラシを選んだり、磨き方を工夫する必要があります。

この記事が書かれた日:2015年07月15日

カテゴリ:歯の知識

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