インプラントは、ブリッジや入れ歯で行う歯茎の上に人工歯冠を載せるという治療ではありません。
インプラント体と呼ばれる人工歯根を、天然歯の歯根の代わりに歯槽骨に埋め込んで、しっかり固定させ歯根までの機能を復元するものです。
さらに骨に埋め込んだアバットメント（土台）の上に人工歯冠を装着します。
インプラントの人口歯は食べ物を噛むときの圧力を自分の顎の骨で感じることが出来き、歯根膜が無い為に食べ物を噛んだ時の衝撃は吸収できないものの、その圧力に耐える強度も持ち備えているので天然歯とほぼ同様の性能が期待できる訳です。
インプラントは、噛む力においては天然の歯の約70～85％程度回復します。
十分なカウンセリングと検査を行い、正確に埋め込むことで骨とインプラントはしっかり結合し、噛む喜びを取り戻すことができるのです。
インプラントの生着率は実に95％以上と言われています。
生着率とは、インプラントを装着して、5年、10年と生着している事を言います。
生着率が100％ではないのは残念ことですが、これは装着後のメンテナンスをまったく行わない患者様がおられる事が一番の原因です。
インプラント治療がうまく出来たとしてもメンテナンスを怠れば、天然歯がむし歯となり歯周病となるのと同様で、結果歯が抜けるの事になるのです。
この記事が書かれた日：2015年10月26日
カテゴリ:インプラント