前回の記事で「歯周病と全身疾患の関係」をご案内しました。
歯周病は口腔内、歯や歯茎、歯槽骨への悪影響だけではなく、様々な全身疾患との関わりが明らかになっており報告されている関連性の症状について、次のものが有ります。
同じ様に歯周病による歯茎の腫れ・出血によって菌が血液に混入し血管を巡って、心臓病になると言われています。
歯周病患者の人は、通常の方の2~3倍心臓病になりやすいとも言われています。その他にも糖尿病、早産、高血圧、食道癌、インフルエンザなどにも大きく関与しているとの報告も有ります。
「風邪は万病のもと」と昔からの言い伝えが有りますが、歯周病もこれほど多くの疾患と関係が有る事が分かっていますので、歯周病を「口の中の病気」と軽い認識だけでなく、「思わぬ重大な疾患を引き起こす可能性も有る」という認識を持って下さいね。
この観点からも、歯周ポケットのケアや歯石除去(歯石取り)を始めとした「予防歯科の重要性」をご理解いただき、歯周病という病気の事・常日頃からのご自身でのケア・定期的な歯科検診を心がけて頂ければと思います。
この記事が書かれた日:2015年12月03日
カテゴリ:歯周病