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寝屋川の皆様へ 歯周病と心臓病との関連について

canstockphoto5601418Floss or Die(デンタルフロスか死か)という言葉はアメリカでの有名なキャッチコピーです。口腔清掃が不十分だと心筋梗塞などの致死的な疾患に罹りやすいということを表したものです。

日本人の死因順位(厚生労働省発表)で1位はガンで、次いで2位を占めているのが心臓病です。中でも狭心症(心臓を取り巻く冠動脈が硬化して血液の流れが悪くし引き起こす)や心筋梗塞(血管内に血栓ができ、血液が流れなくなって発症します)は、虚血性心疾患と呼ばれ、命にかかわる病気として知られています。そして動脈硬化は脳血管疾患の原因にもなります。

動脈硬化
動脈硬化は、複数の原因が重なって進行していきます。特に高血圧・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)・喫煙はきわめて重要な危険因子といわれており、これらの因子が重なると、いのちの危険が高い虚血性心疾患になる割合が相乗的に高くなってきます。
脂質異常症で4倍、高血圧で3倍、喫煙で2倍に危険度が増し、高血圧・脂質異常症・喫煙の3つがが重なるとなんと16倍にも危険度が跳ね上がるというデータが発表されています。そして最近では、歯周病も大きな危険因子であることがわかってきました。

この記事が書かれた日:2015年12月21日

カテゴリ:歯周病

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