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永久歯と親不知について

永久歯が生え揃うのは中学生になる前後ですがこの頃はむし歯が増える傾向に有ります。
これは親の目が届かなり、口の中の環境が悪化しやすい状態となり、むし歯や歯肉炎に罹るためです。生活リズムや食生活の変化をご両親がしっかり見守り、時には注意をする等、自分自身でロの中のケアが行える様に指導してあげましょう。

親不知が生えてきたら歯科医院で診断を受けましょうshutterstock_239341120

歯科では親不知のことを智歯(ちし)と呼ぶことがあります。
親不知は二十歳前後に上下の奥歯の後ろに生えて来るのが一般的ですが、個人差がありますので何歳になっても生えて来なかったり、1本だけ生えるなど様々です。
歯並びや噛み合わせに影響がなければ抜く必要はありませんが、この時期に、歯科医院で診断を受けるのがおすすめです。

親不知の生えてくる場所が不足している、あるいは萌出方向(ほしゅつほうこう:生える方向)が通常と異なるために、埋伏(埋まった状態)や傾いてきちんと生えてこないことがしばしばみられます。
親不知は歯肉に部分的に埋伏していたりすることで不潔になりやすく、歯肉炎を起こします。
これを智歯周囲炎(ちししゅういえん)と呼び、20歳前後の人に発生する頻度の高い疾患です。
一般的に、日本の歯医者は抜くことや削る場合が多いと思います。
ヨーロッパなどでは予防医学の考え方が普及しており、日本とはかなり違いが有る様です。

この記事が書かれた日:2015年10月04日

カテゴリ:親知らず

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