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寝屋川市の皆様へ 咀嚼すことは重要です

一口30回以上噛む習慣をつけましょうshutterstock_180086600

日本大学松戸歯学部の葛西教授の興味ある研究発表では「縄文人と現代人の下顎骨をCTスキャンした数字を比較した結果では、
歯列幅は縄文人が広かったが、骨体最大幅や骨体基底幅は縄文人も現代人もほぼ同じ結果でした」という報告されています。
最近の人は顎が小さくなっていると言われて言いますが、下顎の骨自体の大きさに変化がないのに歯列幅だけが小さくなっているのが現代人で、縄文人の歯が垂直に生えているのに対し、現代人の歯は大きく舌側に倒れており歯列幅が狭くなっている為です。

葛西教授は「臼歯(奥歯)本来の役割であるすり潰しながら噛む運動「臼摩運動・グラインデイング咀嚼」が極めて少なくなっている為」と分析しています。
一口で噛む回数が30回以上だけではなく「噛み方」の質が歯・顎の成長や綺麗な歯並びを形成する為には重要な要素だと言われています。

子どもが成長する過程で母乳から離乳食へと移り、そして歯が生え始めるに従い噛む力がついてきますが、軟らかい食べ物が採る事が多い為噛む力が低下しています。

噛むこと咀嚼する事は、栄養を吸収しやすくする為に重要な事で、脳の発達においても重要な役割が有ります。子どもの成長には大切な事です。

普段から食習慣を軟らかい物を食べる傾向を改善しましょう。
一口30回噛み込み、噛みきり、奥歯ですり潰す食事を心がける必要が有ります。
患者さまの食習慣・咬み癖・噛み方・噛みよい感覚を考慮し、歯科治療に関しての詰め物・かぶせ物・入れ歯(以上補綴物)などをご案内させて頂きます。

この記事が書かれた日:2016年04月10日

カテゴリ:咀嚼

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