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寝屋川市の皆様へ 「子供の歯の生え変わり」について

子供の歯は、身体が成長に伴って顎も成長していき、6歳頃から12歳の頃にかけて生え変わりが始まります。
その生え変わりが始まる時期に、「大人の歯が、子供の歯の裏から生えてきた」や「子供の歯が抜けしばらく立つのに、大人の歯が生えてきてこない」等、心配になりませんか?
そこで、子供の歯の生え変わりの時期について解説します。

生え変わりのメカニズム寝屋川市の歯科・歯医者 まこと歯科クリニックの子供の歯イラスト
大人の歯は、子供の歯の下、顎の中で時間をかけて徐々に成長しています。生え変わり時期までには、大人の歯の歯冠部が出来上がり、歯の根っこの部分が作られています。
大人の歯の根っこの部分が作られると、子供の歯の根っこを溶かす細胞が作られ、大人の歯の上にある子供の歯は徐々に根の部分が溶けていきます。
子供の歯の根が少しずつ溶けていくと、歯がグラグラと動くようになり、抜ける準備が整います。そして、そこから大人の歯が生えてきます。

子供の歯は抜けたが、大人の歯が生えてこない場合
原因は複数考えられます。主な原因は、子供の歯が抜け落ちる時期と大人の歯が育ち、生えてくる時期がずれていることです。多くのケースでは経過を見ていると、自然と生えてきます。不安に思って受診する必要はないでしょう。数か月は様子を見てみてください。
しかし、受診をしたほうがいいケースもあります。一つは、歯茎が厚くて大人の歯が生えてこられないケースです。この時は、歯肉をレーザーで焼き、大人の歯が歯茎から生えてくるようにします。生えてこない原因が歯茎の厚みのみならば、施術後、比較的早くに大人の歯が生えてきます。
その他には、生えてくるのを邪魔している原因があって生えてこられないケースです。これは過剰歯というもので、関係のない歯が邪魔になっている場合です。この時は、切開をして邪魔になっている歯を取り除くことで、正常に大人の歯が生えてくるでしょう。

子供の歯が抜けたのに、大人の歯が生えてこないと不安になると思いますが、焦って受診される必要はありません。経過観察をしていると、自然に生えてくることは多いです。ただし、しばらく様子を見ていても生えてくる気配がなければ、原因がほかにあるかもしれません。その場合は、受診して頂ければレントゲンを撮り大人の歯の状態を確認します。

この記事が書かれた日:2018年05月01日

カテゴリ:歯の知識

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