歯が抜け時は必ず歯医者へ
むし歯や転倒したりして歯が抜けた時はそのまま放置してはだめです。
乳歯が生え変わりなどで適切な時期に抜けた場合は永久歯が生えてきますので問題は有りませんが、成人した大人の方、つまり永久歯がむし歯や怪我などで歯が抜けた場合は迷わずに歯医者を受診して下さい。
１本位大丈夫と思われるかも知れませんが、そのままにしていると、良いことは無く、他の歯にとって悪い影響を及ぼすだけです。
永久歯が抜けると新しい歯は生えませんので、隣の歯は支えが無くなり抜けた歯の方へ傾き、最悪の場合その歯も抜けてしまう事も多々ありまね。
又、下の歯が抜けた場合、その上の歯は噛み合せをする歯が無くなり、下へ伸び始め、やがて抜けてしまう事につながります。
最悪、歯を全部失う事にもなり兼ねません。たかが１本がすべての歯を失う事にもなるのです。
歯は周囲に出来たスペースを埋めようとする働きがあります。
例えば、下の奥歯（第二大臼歯）が抜けると隣の第一大臼歯は抜けた第二大臼歯の方へ傾きます。また、第二大臼歯があった上の奥歯（第二大臼歯）は下に支える歯が無くなった事で確実に下へ伸びて行き、隣接する歯はその影響を受け隙間ができ、そこにプラークが溜まり新たなむし歯が発生します。
歯が抜けたら歯並びが悪くなる前に治療をすることが最も大切です。
差し歯・ブリッジ・入れ歯・インプラント等の人工の歯を入れるなどの治療が必要となります。
この記事が書かれた日：2015年07月14日
カテゴリ:歯の知識